1.23.2009

パンドラの口から出た言葉は災いか否か 第四謌

 肉体は溶けて宇宙に変わる
 宇宙は溶けて静寂の音に変わる
 音は溶けてまばゆい光に変わる
 そして光は無限の歓喜に抱かれる

   —パラマハンサ・ヨガナンダ著
      「形而学上的瞑想」より—




 肉体、宇宙、音、光
 それは全て同一なものである
 全てを包むものは喜びであり
 その喜びを表すために
 最後にまた肉体に回帰する


 
 輪廻、それは決して死の後にあるものでなく
 生と死、この二つがあるために成り立つ
 


 肉体、宇宙、音、光
 それらに明確な区別がないのなら
 生と死にもまた、明確な区別がないと言えよう
 


 なら何故人は生と死を対極に置き
 死を恐れ、また生を恐れるのだろうか
 分け隔てるのではない、
 流れに身を預ければ良いのだ
 時という絶対的存在の中で
 いずれ来る次の場所まで






 fetus of sardanapale...

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